多世代、多様性ごちゃまぜ☆ラクド食堂
7月6日(土)ラクド食堂の10回目がオープンされました。
今回はわたし自身が体調不良だったこともあり、日頃は前日から姉と食事の下準備をしているのですが、当日朝9時までほぼゼロの状態からの支度になりました。
メニューもカレーに変更して、朝参加連絡のあった近隣に住むRAKU DOH理事のSさんと、その息子君ふたりにも手伝ってもらうことができ、姉のイクちゃんとSさんに厨房はおまかせし、わたしの方は、できるだけ身体を無理しないように、参加高齢者の受付や応対を担当。車でのお迎えは、高齢者(82歳)でもある父が担当。
同じく高齢者でもある母(80歳)もお花を生けたり、お掃除でお迎えの準備。
2人とも参加者でもあり、スタッフでもあり、元気でいてくれて有り難いことです。
いつも別府から親子で参加されているEさんが、差し入れのおかず2品やジュースの差し入れをしてくれて、これまたいつもありがたいことです。
10回を迎えて、参加者同士もだんだんと慣れてきて、自然な会話がとぎれなく展開されていき、わたしは合間で、先日の石川県の社会福祉法人佛子園さんへの訪問の様子や、HPでお知らせできないままでしたが、その報告会の様子やその後の展開について、これからのRAKU DOHの事業として出来そうなことを、口頭や絵を描いてお話ししました。
参加者のみなさんよく聴いてくださり、関心の高さがうかがえました。
そして、話の合い間に、以前じゅず玉でみんなでつくったお手玉を使っての遊びが自然にうまれ、高齢者のみなさんがとってもイキイキハツラツ、笑顔での和やかな時間。
お昼になったところで、話やお手玉がもりあがっていたのを、タイムキーパーのように、
軽い障害のあるJさんが、お昼ごはんの時間よ!と。
Jさんは、いつもありのままの純粋な性格で、なんでも思ったことをそのまま言うので、思わず笑いが出て、場のムードメーカー、なくてはならない存在です。
プレートへの盛り付けや、運んだりは、Jさん含めて、ほぼみなさんで自主的に動いていただき、いつのまにかみんな参加に!
食べるときは、さらに近所から遊びにきていた子も一緒に円卓にならんで、まさに多世代ごちゃまぜの食堂になっていて、みんなが嬉しそうに食べている空気感だけで、胸があつくこみあげるほどの感動がありました。
学校がつらく感じ、家庭を中心にすごすTerra Coya KUHにつながる子どもたちも、ひごろはひとりでお昼ごはんを食べることも多いけれど、さみしさや孤独感も充分味わっているからこその、ひとり暮らしで、日頃孤食がちな高齢者や障害者のさみしさや、あたたかさが受け取れ、何か役に立てること、喜ばれることがしたいという純粋な心が育っているのも、この場ではっきりと実感します。
さらに、初めて参加のA君が参加者のみなさんに手や肩、背中のマッサージをしてくれて、みなさん気持ちいい~!と大喜び。
いつも参加の弟のT君も、嬉しそうに微笑んでいました。
わたしがあまり動けなくなったことも、結果的には、みんなできることで、参加、協力してくれて、いつのまにかみんなで創るラクド食堂の空気感となっていました。
この多世代、多様性のごちゃまぜの原型、ラクド食堂が、未来では佛子園さんのように、地域での働く場、交流の場となり過疎地域の再活性化につながっているよう、ビジョンを明確にして、これからも、継続していきたいと思いを新たにしました。